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制度概要

成長加速マッチングサービスが加点対象になる補助金4選!

この記事のポイント

  • シンプルな登録で加点に!

  • 「登録のみ」では加点対象にならない点に注意が必要

  • 成長加速マッチングサービスで加点を狙える主要補助金4選

  • 補助金加点以外にも、700社以上の支援機関とのマッチングが可能

はじめに

補助金を申請する際、「どうすれば採択されやすくなるか」は多くの経営者にとって切実な問いです。
その際、事業計画の質はもちろん重要ですが、見落とされがちなのが「加点項目」の活用です。
2025年3月、中小企業庁は「成長加速マッチングサービス」(通称:セカマチ)を正式にリリースしました。
このサービスへの登録が、複数の主要補助金で加点対象として認められています。
さらに登録は無料で、手続きも比較的シンプルなので、補助金申請を考えている事業者にとって、まず取り組むべき加点項目の一つと言えます。
本コラムでは、成長加速マッチングサービスが加点項目となる補助金を整理してご紹介いたします。

成長加速マッチングサービスとは

成長加速マッチングサービスは、事業の成長を目指す中小企業・小規模事業者と金融機関・投資機関・認定経営革新等支援機関等の支援者をつなぐ、中小企業庁が運営するオンラインマッチングプラットフォームです。
事業者が「資金調達をしたい」「事業承継の準備をしたい」「販路拡大のパートナーを探したい」といった挑戦課題を登録すると、その内容に関心を持った支援機関からコンタクトが届く仕組みになっています。
利用料は無料(マッチング後の各種支援サービスには費用が生じる場合あり)、登録には行政手続きで広く使われるGビズIDプライムまたはGビズIDメンバーが必要です。

≪成長加速マッチングサービス ポータルサイト≫

加点対象となる主な補助金は?

成長加速マッチングサービスへの登録が加点対象となっている主な補助金は以下の通りです。

①新事業進出補助金〈補助上限額:9,000万円〉
項目内容
対象公募第1回公募以降
加点条件申請締切日時点で会員登録を行い、挑戦課題を登録している事業者
主な対象既存とは異なる新市場・高付加価値事業への進出を目指す中小企業者等

新市場・高付加価値事業への進出にかかる設備投資等に活用できる新事業進出補助金は、成長加速マッチングサービスが加点対象となっています。
新事業進出補助金は、令和8年度よりものづくり補助金と統合され、「新事業進出・ものづくり補助金」として再編されることが発表されています。
統合後、成長加点マッチングサービスが加点対象となるかについては、公募要領が未公表の為、現時点では明らかになっていません。

②ものづくり補助金〈補助上限額:4,000万円〉
項目内容
対象公募第19次公募以降
加点条件申請締切日時点で会員登録を行い、挑戦課題を登録している事業者
主な対象生産性向上に取り組む中小企業

設備投資やシステム導入による生産性向上を支援するものづくり補助金は、競争倍率が高い補助金の一つです。
①でご紹介したとおり、今後「新事業進出・ものづくり補助金」として統合・再編するため、加点対象に該当するかは今後公開される公募要領を確認する必要があります。

③中小企業省力化投資補助金(一般型)〈補助上限額:1億円〉
項目内容
対象公募第2回公募以降
加点条件申請締切日時点で会員登録を行い、挑戦課題を登録している事業者
主な対象人手不足解消・省力化に取り組む中小企業・小規模事業者

人手不足が深刻化するなかで注目度が高まっている補助金です。
IoT・ロボットなどの省力化製品の導入に活用でき、成長加速マッチングサービスへの登録が加点として評価されます。

④デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)〈補助上限額:450万円〉
項目内容
対象枠通常枠・インボイス枠(インボイス対応類型・電子取引類型)・セキュリティ対策推進枠の4枠
加点条件申請締切日時点で会員登録を行い、挑戦課題を登録している事業者
主な対象ITツール導入・DX推進を目指す中小企業・小規模事業者

旧IT導入補助金から名称変更された本補助金では、広範な枠で成長加速マッチングサービスが加点対象となっています。

加点を受けるための3つの条件

補助金の加点を得るためには、以下の3点をすべて満たす必要があります。
手続き自体はシンプルで、即日でご登録いただけます。

条件1:「事業者」として会員登録を完了させること
GビズIDプライムまたはGビズIDメンバーを使ってログインし、企業情報を登録します。

条件2:挑戦課題を1件以上登録すること
「資金調達」「事業承継(後継者あり)」「事業承継(後継者なし)」「経営相談」の4つのカテゴリーから選択し、具体的な課題内容を入力します。

条件3:応募締切日時点で挑戦課題のステータスが「掲載中」であること
登録しても、「掲載終了」に変更してしまうと加点対象外になります。
締切日まで「掲載中」の状態を維持することが必須です。

※注意:会員登録だけでは加点されません。
挑戦課題の登録と「掲載中」ステータスの確認がセットで必要です。

≪参考記事≫

加点以外のメリットも見逃せない

成長加速マッチングサービスは補助金の加点だけが目的ではありません。
金融機関、投資期間、認定支援機関など700社以上の支援機関が登録しており、これまで接点がなかった専門家と出会える可能性があります。
課題を具体的・定量的に記載するほど、相性の良い支援機関からのコンタクトを受けやすくなります。
補助金申請の準備と並行して、経営支援の入口としても活用する視点を持つと、サービスの価値がさらに高まります。

まとめ

成長加速マッチングサービスへの登録は、「登録・挑戦課題の掲載中維持」という比較的シンプルなアクションで複数の補助金申請の採択率向上につながる取り組みです。
補助金申請を検討されている方は、登録しておいて損はありません。
ただし、補助金の加点条件は公募ごとに変わる場合がありますので、申請前には必ず最新の公募要領を確認し、加点要件を正確に把握したうえで手続きを進めてください。
当社では、補助金採択に有利になるような加点項目に関するアドバイスも含めた支援を行っておりますので、ぜひ一度ご相談ください。

この記事の著者

シェアビジョン株式会社

新事業進出補助金編集部

認定支援機関(認定経営革新等支援機関※)である、シェアビジョン株式会社において、80%以上の採択率を誇る補助金申請書のベースとなる経営計画書を作成してきたメンバーによる編集部が監修・執筆しています。 当社は、2017年の会社設立以来、ものづくり補助金や事業再構築補助金等の補助金申請サポートをはじめとしたコンサルティングサービスを提供してまいりました。『顧客・従業員のビジョンを共有し、その実現をサポートすることで社会の発展と幸福を追求する』を経営理念とし、中小企業の経営者のビジョンに寄り添い、ビジネスの課題を解決するための手助けをしています。支援してきたクライアントは1,300社以上、業界は製造業、建設業、卸売業、小売業、飲食業など多岐に渡ります。このブログでは、中小企業の経営者にとって有益な情報を分かりやすくお届けしてまいります。

※認定経営革新等支援機関とは?
中小企業支援に関する専門的知識や実務経験が一定レベル以上にあると国が認定した経営相談先です。全国各地に3万箇所以上の認定支援機関があり、税理士、税理士法人、公認会計士、中小企業診断士、商工会・商工会議所、金融機関、経営コンサルティング会社等が選出されています。認定支援機関を活用することで、補助金申請だけでなく、財務状況、財務内容、経営状況に関する調査・分析までを支援するため、自社の経営課題の「見える化」に役立ちます。